冷たいトマト book

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半落ち 

半落ち (講談社文庫)半落ち (講談社文庫)
(2005/09/15)
横山 秀夫

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アルツハイマー病の妻を嘱託殺人した、現職警官の梶聡一郎。あっさり自首したものの、事件後の空白の2日間については、頑として語ろうとしない。

自らの罪を認めつつも、取調べに当たった刑事志木は腑に落ちない。

梶の身は、警察⇒検察⇒裁判所⇒刑務所と橋渡しされていく。

その過程の中で、検察官佐瀬、記者の中尾、弁護士の植村、裁判官藤林、刑務員古賀、それに刑事の志木が警察と検察の対立や軋轢の中で空白の2日間について疑問を抱きながら、真相解明のヒントを橋渡ししていく。

構成の秀逸さはさることながら、一人一人の心情を見事に描写していく横山さんの文才たるや目立たずも素晴らしい。

意外とあっさりした結末だけど、何か噛み締めるものがある。

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ラッシュライフ 

ラッシュライフ (新潮文庫)ラッシュライフ (新潮文庫)
(2005/04)
伊坂 幸太郎

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オーデュボンに次ぐデビュー2作目。

5つの話が巧妙に交錯し、一つの人生物語と化す。

拝金主義者の戸田と女性画家の志奈子。

スタイリッシュな泥棒、黒澤と旧友佐々岡。

教祖・高橋を崇める新興宗教に惹かれる河原崎と彼を誘導する塚本。

お互いの配偶者を殺す約束をする精神科医の京子とサッカー選手の青木。

失業者の豊田と勇猛果敢な老犬。

個人的に(多分世間的にも)魅力的だったのは泥棒黒澤だろう。

次は老犬か。笑

まぁ他は基本的に変人で(笑)、でもどこか(というかそこが?)個性オーラを放ち、幸太郎節炸裂。いつもながらキャラ立ち感がハンパないという。

何か一つの結末めいたものがあるわけでもなし、でも何か読み終えてスッキリする作品だと思う。

やっぱりオーデュボンと砂漠には叶わんな~と思いながらも、すげーなーと思わされるラッシュライフ。

ケチを付けるとすれば、佐々岡と黒澤が部屋で鉢合わせするところ。あそこはかなり無理があると思う。笑

太陽の塔 

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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めっちゃ変な小説。まぁ軽く変態というか。笑

舞台は京都で主人公はプライド高き京大生。(ちなみに作者の森見さんはこの本書いた時は京大の院生)

彼女と別れ(一応振られているという設定?)、その後、自分が振られたことに納得ができず、その水尾さん(その彼女)研究と称したストーカー行為を開始する。

目の前に立ちはだかり、これ以上嫌がらせはやめろとい言ってくる男が現れる。

新しい彼氏か!?

読者の誰しもがそんな思いを抱くが、実は彼もまた水尾さんファン。

ここから太陽の塔とかが脈絡なく(一応あるのか?)出てきてちょっとしたファンタジーっぽくなっていく。

基本的に宙に浮いたようなお話で、僕なんかは近所の店やら地名やらがボンボン出てくるので(そこら辺はノンフィクション)興味深く読めましたが、そうじゃない人はこの短さでも読むのツライかなーというのが個人的感想。

ただ、おもろいし、少し変わったものが好きな人にはオススメかもしれぬ。

残念ながら最後まで水尾さんは出てこないが、、、うん、やっぱりそこは敢えてなんやろうけど、残念でした。笑

第三の時効 

第三の時効 (集英社文庫)第三の時効 (集英社文庫)
(2006/03/17)
横山 秀夫

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警察小説は特に好んで読まんけど、前に宮部みゆきでちょっと良さを知って、この横山さんので完全に味をしめた。

ある捜査一課の3チームを取り上げて書かれている短編モノ。

短編というと毛嫌いする人がいるが、登場人物に繋がりはあるので短編さを感じない。むしろ、区切りよく読めて個人的には良かった。

1班の朽木、2班の楠見、3班の村瀬。それぞれ個性のドぎつい班長が難題に立ち向かい、華麗に解決に結びつける。

ミステリー的な要素も強いので、単なる刑事モノでは決してない。

事件設定、人物設定、話の切り口、全てが巧みで秀逸している。

張り巡らされた伏線がクライマックスではびっちり効いてくるので、読んでいると不思議な筋がきれーに通る。

ものすごく深く、ものすごいキレのある小説。

感動でもないし、特段何かを考えさせられるわけでもないが、

本当にすごい本に出会ってしまった。

競馬で妻子を養う男の走馬眼 

競馬で妻子を養う男の走馬眼 (ベスト新書)競馬で妻子を養う男の走馬眼 (ベスト新書)
(2008/05/09)
木下 健

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まず断っておきますが、この本の表題のようなことは目論んでいませんので。笑

関西弁口調で書かれていて非常に読みやすく、ただのハウツーやデータ本ではなくて、競馬を見極める本質めいたものが書かれていました。

もちろん僕の中では趣味の範疇なので、そこまでは研究できんぞーってことも多々あったんですが、

今まであんまり考えもしなかった着眼点が目白押しだったりで満足の一冊でした。

完璧な理詰めでもないので、素人でも付け入る隙があったのがちょっと良かったり。

馬券を当てることもそうですが、競馬をもっと楽しめるエッセンスが含まれてます。

が、ある程度競馬を知っている人以上じゃないと読んでも意味不明やと思いますww


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